最近、家の模様替えをしていたとき、ふと目に留まったのが、福禄寿の絵でした。縁起ものとして昔から日本でも親しまれている存在ですが、改めてその絵の持つ意味や、どこに飾るのが良いのかを考えてみたくなりました。
風水の観点から見た福禄寿の絵には、見た目以上に深い意味が込められていて、飾るだけで空気感が変わるような、そんな感覚すらあります。
私のように普段から運気や空間のエネルギーを気にしている人にとって、こうしたシンボルはちょっとしたお守りのようなもの。特に福禄寿は、健康・富・長寿の象徴として知られており、飾ることで暮らしに良い変化をもたらしてくれるとされています。
今回は、その福禄寿の絵について、風水的な意味や飾る場所、そしてなぜそれが運気アップにつながるのか、わかりやすくまとめてみました。
福禄寿の風水的な意味とは?
福禄寿とは、道教に由来する「三つの福」を体現した神様です。「福」は子孫繁栄や幸福、「禄」は財運、「寿」は長寿を意味します。この三つをひとつの存在にまとめたのが福禄寿。長い頭と白い髭を持ち、巻物や杖、鶴や鹿を伴って描かれることが多いですよね。
風水では、こうした象徴が「気」の流れに影響を与えると考えられています。福禄寿の絵には、幸運を引き寄せ、空間を明るくする力があるとされ、特に「家庭運」「金運」「健康運」に強く作用すると言われています。
また、福禄寿は「天の気」を司る存在ともされており、空間にバランスと調和をもたらす存在としても重要です。ただ単に飾るだけでなく、「どういう気持ちで飾るか」「どんな空間に置くか」が非常に大切。信じる心や感謝の気持ちが、絵の力をより引き出してくれるのです。
福禄寿の絵の飾る場所とは?
それでは、福禄寿の絵はどこに飾るのが一番良いのでしょうか。風水的におすすめの場所は、主に以下の三つです。
1.玄関
玄関は「気の入口」とされ、最も重要な風水ポイントです。ここに福禄寿の絵を飾ることで、良い気を家の中に取り込みやすくなります。玄関の内側、入って正面ではなく、左右どちらかの壁に飾るのが理想的です。
2.リビングルーム(東または東南の方角)
家族が集まる場所に福禄寿を置くと、家庭内の和やかさや健康運を高めてくれます。特に東は「健康」、東南は「縁・人間関係」に関連する方角とされており、ここに飾ることで人との良い縁にもつながるとされています。
3.書斎や仕事部屋(北の方角)
「禄=財運」に関係するため、仕事に関わる場所や集中力を要する空間に飾るのもおすすめです。北は「蓄財」にも関係が深く、ビジネスの成功や計画性をもたらすと考えられています。
なお、トイレやお風呂、台所の近くなど水まわりは避けた方が良いと言われています。また、絵がホコリまみれになっていると逆効果なので、定期的な掃除も忘れずに。
福禄寿の解説
福禄寿の絵が持つ魅力は、ただの縁起物という枠に収まらない深い意味にあります。三徳を象徴するその姿は、見た目に穏やかでありながら、空間全体に安心感を与えてくれるような包容力を感じます。
私は実際に、自宅のリビングの東側の壁に福禄寿の絵を飾っています。ある日友人が遊びに来たとき、「なんだか空気が明るいね」と言われたことがありました。
そのときは気のせいかなと思ったのですが、自分自身の体調や気持ちも少しずつ整っていくのを感じるようになり、「これは福禄寿の力かも」と思うようになりました。
もちろん、風水は科学とは少し違った感覚の世界。でも、だからこそ自分の直感や心の在り方が大切になるのだと思います。気持ちよく過ごせる空間をつくること、それが最終的には運気や人との関係にもつながっていくのかもしれません。
最後に
福禄寿の絵は、単なる装飾ではなく、私たちの日常に静かな力を与えてくれる存在です。風水に少しでも興味がある方は、ぜひご自宅に取り入れてみてください。大切なのは「飾ること」よりも、「どういう気持ちで迎えるか」。
心をこめて、感謝を込めて、空間に福禄寿を招き入れる。その行動が、きっと日々の小さな幸運を育ててくれるはずです。
これからも、暮らしに風水の知恵を取り入れながら、自分らしく、心地よく過ごしていけたらと思っています。福禄寿の絵を通じて、あなたにもたくさんの福・禄・寿が訪れますように。
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