画家ジョゼフ=マリー・ヴィアン!生い立ちや絵の特徴を書いてみた。

う行

 
 
画家ジョゼフ=マリー・ヴィアン。今回は、生い立ちや絵の特徴をまとめてみました。それではいってみましょう。

 

 

ジョゼフ=マリー・ヴィアンの生い立ちとは?

 
今回は少し昔の画家について、ゆる〜く書いてみようと思います。取り上げるのは「ジョゼフ=マリー・ヴィアン(Joseph-Marie Vien)」というフランスの画家です。

え?知らない?正直、私も最近まで知りませんでした(笑)。でもね、ちょっと調べてみたら、なかなか面白い人生を送っていたんですよ。
 
 
ヴィアンは1716年にフランスのモンペリエという町で生まれました。当時のヨーロッパっていったら、ロココ調の華やか〜な時代。でもこのヴィアンさん、ちょっと時代に逆らうようなスタイルで絵を描くようになるんです。

若い頃はアカデミーでちゃんと絵の勉強をして、その後イタリアに行って古代ローマの遺跡とかをめっちゃ研究したらしいです。これが彼のスタイルに大きく影響してるみたい。
 
 
実は、後にあのジャック=ルイ・ダヴィッド(ナポレオンの絵で有名な人)にも影響を与えたって言われてます。いわば、新古典主義の先駆け的存在とも言えるんですよね。

 

ジョゼフ=マリー・ヴィアンの絵とは?

 
では、そんなヴィアンがどんな絵を描いていたのか。印象に残ったのは、彼の作品って“派手じゃない”のに、なんだか品があるんです。

たとえば「ヴィルギリウスが地獄にて詩人たちに出会う」という作品(原題:”Virgil Reading the Aeneid to Augustus” というのもありますが)、人物が落ち着いた雰囲気で描かれていて、ローマ神話や歴史をテーマにしてるんだけど、どこか静かで知的な空気が漂ってます。
 
 
他にも、古代ギリシャやローマの衣装を着た人物を描いた作品が多くて、なんとなくタイムスリップしたみたいな気分になります。ロココのようなキラキラではなく、石造りの建物の中にいるような冷たさと厳かさ。そこが逆にカッコいい。

 

ラヴィ・ヴァルマの絵の特徴とは?

 

ヴィアンの絵の特徴を一言で言えば、「静かな古典」って感じです。彼は派手な色使いを避けて、落ち着いた色調を使っています。だからといって地味ってわけじゃなくて、陰影の付け方とか人物の表情とかがとても丁寧なんです。
 
 
あと、ポーズにも注目。ヴィアンの描く人物はみんな静かに語り合っているようだったり、何かを考えているような雰囲気があって、感情が表にバーンと出てるわけじゃないけど、じわ〜っと伝わってくる何かがあるんですよ。
 
 
背景にはよく古代建築や石畳のようなものが描かれていて、どこか神殿っぽい空間を思わせます。こういう「歴史を感じさせる演出」が、彼の絵を見ていて面白くしてるんだと思います。

 

最後に

 

というわけで、今回はジョゼフ=マリー・ヴィアンというちょっと渋めの画家を紹介してみました。普段はモネとかゴッホとか、もうちょっと有名どころを見ることが多いんですが、こういうあまり知られてない画家にも目を向けてみると、思いがけず面白い発見があったりしますよね。
 
 
ヴィアンの絵を見ていると、まるで昔の哲学者が静かに語りかけてくるような気分になります。派手さはないけど、そこには確かな「考え」があって、見れば見るほど深みを感じます。
 
 
もし美術館で彼の作品を見かけたら、ちょっと足を止めてじっくり見てみてください。きっと「この人、何を考えてるんだろう?」って気になってくると思いますよ。

それでは、今回はこのへんで。また気になる画家がいたら紹介しますね〜!

 
 

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