画家アントワーヌ・ヴァトー!生い立ちや絵の特徴を書いてみた。

う行

 
 
画家アントワーヌ・ヴァトー。今回は、生い立ちや絵の特徴をまとめてみました。それではいってみましょう。

 

 

アントワーヌ・ヴァトーの生い立ちとは?

 
今日は私が大好きな画家の一人、アントワーヌ・ヴァトーについて書いてみたいと思います。正直、私も最初はそんなに詳しくなかったんですが、ある日、美術館で彼の作品を見てから心を奪われてしまいました。

なんとも言えないやさしさと、少しの哀愁がただよう雰囲気に、グッときてしまったんです。
 
 
ヴァトーは1684年、フランス北部のヴァランシエンヌという町に生まれたそうです。当時のその地域は、ちょうどフランスに併合されたばかりだったようで、ちょっと特殊な文化的背景を持っていたみたいです。

彼は比較的貧しい家庭に育ったと言われていますが、絵の才能が早くから認められて、若いうちにパリへ移ったそうです。
 
 
パリでは、いくつかの工房で見習いをしながら技術を磨いていきました。その中でも、舞台装飾や演劇の世界に関わることが多くて、それがのちの彼の作風に強く影響したんじゃないかなと私は思います。

 

アントワーヌ・ヴァトーの絵とは?

 

ヴァトーの絵って、なんというか、ただ美しいだけじゃないんですよね。登場人物たちは楽しそうに見えるけど、どこか遠くを見ているような、現実から少しだけ浮いているような印象を受けます。

私が最初に惹かれたのは《シテール島への巡礼》という作品でした。男女が踊ったり語らったりしていて、すごくロマンチックなんですけど、なぜか心の奥に静かなものが残るんです。
 
 
あの絵を見ていると、時間が止まったような、不思議な感覚になります。今で言うと「スローライフ」とか「ノスタルジー」に近いかもしれません。でも、それを300年以上前に描いていたっていうのが、本当にすごいなと思います。

 

アントワーヌ・ヴァトーの絵の特徴とは?

 

ヴァトーの特徴は、なんといっても「雅宴画(がえんが)」というジャンルを作り出したことです。これは、貴族や上流階級の人々が庭園や田舎で遊んでいるようすを描いたもので、現実というよりは、ちょっと夢のような理想郷を映し出しています。
 
 
それから、色づかいが本当に柔らかくて、淡いパステルカラーみたいな色調が多いです。光の当たり方とか、衣装のひらひらした感じとか、とても繊細に描かれていて、見ていて飽きません。


 
 

背景も人物も、すべてがふんわりと溶け合っているような感じで、見ていると心が穏やかになります。
 
 
あと個人的に好きなのは、彼の人物の表情です。一見すると無表情なんだけど、よく見ると、ちょっと笑っていたり、何かを考えているようだったりして、見る人によって解釈が変わるんですよね。

そういうところに、見るたびに新しい発見があるのも、ヴァトーの魅力だと思います。

 

最後に

 

正直、ヴァトーの名前を知らない人も多いかもしれません。私もつい最近まで、名前すら知らなかったんです。でも、そんな私でも彼の絵には何かしら感じるものがありました。

忙しい日々の中で、ちょっと立ち止まって、ヴァトーの世界に浸る時間は、自分にとって小さな癒しの時間になっています。
 
 
もちろん、アートの見方って人それぞれで正解はないと思います。だけど、もしこの記事を読んでちょっとでも興味を持ってもらえたなら、ぜひ一度、美術館で本物を見てみてください。

写真やネットで見るのとはまったく違う、空気まで伝わってくるような感動がありますよ。
 
 
ということで、今回はアントワーヌ・ヴァトーについて語ってみました。素人なりの感想ではありますが、少しでもこの画家の魅力が伝わればうれしいです。また気になる画家がいたら、こうして紹介していけたらと思います。それでは、また!

 
 

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