春先、ふと空を見上げると軽やかに舞う燕の姿に心が和むことがあります。田舎町でも都会でも、燕は人の暮らしのすぐそばで巣を作り、子育てをする親しみ深い鳥です。
その姿を描いた「燕の絵」は、ただ美しいだけでなく、古くから縁起物としても大切にされてきました。特に風水の世界では、燕は幸福や繁栄、そして家庭の平和を象徴する存在として知られています。
私自身、玄関近くに小さな燕の絵を飾ってから、家の雰囲気が少しずつ明るくなったように感じることがあり、この魅力をぜひ多くの方に知ってほしいと思っています。
燕の風水的な意味とは?
風水では燕は「良い知らせを運ぶ鳥」とされます。春に渡ってくる燕は、暖かい季節とともに新しい命や豊かな実りをもたらす象徴とされ、家に巣を作ることは吉兆とされてきました。
また燕は飛ぶ姿が優雅で、しかも素早いことから「発展」「出世」「商売繁盛」の意味も持ちます。中国や日本の一部地域では、燕が家に来ると「幸せが舞い込む」と言われ、商家では入り口に燕の絵や置物を飾る習慣もありました。
さらに、燕は夫婦で協力して巣作りや子育てを行うため、「家庭円満」や「愛情運の上昇」のシンボルとしても人気があります。新婚夫婦や家族関係を大切にしたい人にとっては、とても心強い象徴になるでしょう。
燕の絵の飾る場所とは?
燕の絵を飾る場所は、目的によって選ぶのが風水のコツです。
まず家庭運や恋愛運を高めたい場合は、リビングやダイニングがおすすめです。家族全員が集まる場所に飾ることで、家族のつながりが深まり、会話も自然と増えると言われます。
商売繁盛や仕事運アップを狙うなら、玄関やオフィスの入り口付近が良いでしょう。燕は外から幸運を運び入れる象徴なので、出入り口に飾ることで新しいご縁やチャンスを招きやすくなります。
また、東側や南東側の壁に飾るのも効果的です。風水では東は「発展」、南東は「ご縁・繁栄」を司る方角とされ、燕の持つエネルギーと相性が良いのです。
ただし、寝室に飾る場合は落ち着きのある色合いの作品を選ぶと良いでしょう。鮮やかすぎるデザインは活動的な気を強めすぎて、安眠を妨げる可能性があるためです。
燕の解説
燕の絵は、単なるインテリア以上の力を持っています。風水的には「幸運を運び入れる力」と「家族を守る力」の両方を兼ね備えた稀有な存在です。そのため、絵を選ぶ際にはデザインや色合いだけでなく、描かれている燕の姿にも注目しましょう。
例えば、巣にいる燕とヒナの絵は家庭円満や子宝運を、飛び立つ燕の絵は新しい挑戦や仕事運の向上を意味します。また、二羽の燕が寄り添って飛ぶ絵は恋愛成就や夫婦の愛情を象徴します。
素材や額縁も雰囲気づくりに大切です。木製の額は落ち着きと温もりを与え、金色のフレームは金運を引き寄せやすくなります。さらに、飾る高さにもポイントがあり、目線より少し高い位置に置くことで「運気が上に向かう」とされています。
ただし、どんなに縁起が良いとされる絵でも、ホコリをかぶったままだと効果は半減します。定期的にきれいに保つことが、風水のエネルギーを生かすための基本です。
最後に
燕の絵は、見ているだけで心が軽くなるような、そんな不思議な魅力があります。風水的にも、家庭や仕事、人間関係に良い流れを呼び込む力があると言われており、飾り方ひとつでその効果はさらに高まります。
私自身、最初は「かわいいから」という理由で飾った燕の絵ですが、気づけば友人やお客様から「家の雰囲気がいいね」と言われることが増え、ちょっとした自慢のインテリアになっています。
もし家の中にちょっとした幸運の風を呼び込みたいと思うなら、燕の絵を取り入れてみてはいかがでしょうか。きっとその軽やかな翼が、あなたの暮らしに新しい喜びを運んでくれるはずです。
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