家に飾る絵には、不思議と心を穏やかにしたり、運気を上げたりする力があると感じたことはありませんか。特に「ふな(鮒)」の絵は、古くから日本の風土に根ざした縁起の良いモチーフとして知られています。
静かな水辺に生きるその姿は、どこか落ち着きと安定を感じさせ、日々の暮らしに安心感を与えてくれます。私は車椅子で過ごす時間が長く、部屋にいることも多いのですが、ふなの絵を飾ったとき、空気が少し柔らかくなったような気がしたのを今でも覚えています。
そんな体験をもとに、今回は「ふなの絵の風水的な意味」と「飾る場所のコツ」を、わかりやすく紹介していきます。
ふなの風水的な意味とは?

ふなは、古来より「家庭円満」「豊かさ」「忍耐」を象徴する魚として親しまれてきました。風水の観点から見ると、ふなは「水の気」を司り、穏やかな流れをもたらす存在です。金魚や鯉のように派手ではありませんが、その控えめな姿勢がかえって安定運を強めると言われています。
また、ふなは川や湖でゆったりと泳ぎながらも、泥の中でもたくましく生き抜く生命力を持っています。風水的に見ると、これは「逆境に強い運」を呼ぶ象徴。特に仕事や人間関係で波がある人には、ふなの絵を飾ることで心が落ち着き、良い流れを呼び込む効果が期待できます。
さらに、ふなは「金運上昇」にも関係しています。金運を司る「水」と「土」の調和を保つ生き物とされ、流れの中でしっかりと根を張るような経済的安定をもたらす力があると伝えられています。
ふなの絵の飾る場所とは?
ふなの絵を飾る場所によって、その運気の流れは大きく変わります。まずおすすめなのは、リビングの北側です。北は「水の気」を表す方角で、ふなの持つ穏やかなエネルギーと相性が抜群。家庭内の調和や金運を整える効果があります。
次におすすめなのは、玄関の内側(入って右側)です。風水では玄関は「気の入り口」とされており、ふなの絵を飾ることで悪い気を鎮め、良い気を招くといわれます。
ただし、魚が下を向いて泳いでいるような絵は避けましょう。下向きは運が下がる象徴とされているため、上向きや横向きの穏やかな泳ぎ姿のものを選ぶのがコツです。
また、仕事部屋や書斎に飾るのも良いでしょう。ふなの粘り強さが集中力や継続力を高める象徴となり、仕事運や学業運アップにもつながります。色合いは淡い青や緑を基調としたものが理想的で、見ているだけで心が落ち着くような絵がおすすめです。
ふなの解説
ふなの絵は、派手さよりも「穏やかな力」を持っています。金魚や鯉のように注目を集める存在ではないものの、見えないところで支えるような安定感が魅力です。風水では「陰の気」と「陽の気」のバランスが大切ですが、ふなの絵はまさにその調和を象徴する存在。
家の中に飾ることで、感情の波を静め、周囲との関係を穏やかに保つ助けになります。特に、人間関係のストレスや家族間の小さな衝突が続いているとき、ふなの絵はその空気をやわらげる効果を発揮します。
絵を選ぶ際は、リアルな写実画でも、水彩のように柔らかいタッチでも構いませんが、「静けさ」と「生命力」が感じられるものを選ぶとよいでしょう。額縁は木製で、温かみのある色合いを選ぶとさらに良い気が流れます。
最後に
ふなの絵は、派手ではないけれど、じわじわと心を癒し、暮らしを整えてくれる存在です。風水的にも、金運・安定運・調和運をバランスよく高める力があるとされ、長く飾ることでその効果が定着します。
私は季節ごとに飾る場所を少し変えていますが、そのたびに空気の流れが変わるのを感じます。ふなの絵は、見る人の心を静かに包み、日々の小さな幸せを引き寄せてくれる不思議な力を持っています。
ぜひあなたの部屋にも、そんな「穏やかさと安定」を運ぶふなの絵を取り入れてみてください。毎日の暮らしが、少しずつ優しく変わっていくはずです。
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