冬から春にかけて、すっと伸びた茎の先に美しい花を咲かせる水仙。白や黄色を中心とした上品な色合いと、どこか凛とした姿が印象的な花です。
私は水仙を見ると、派手ではないのに自然と目が向いてしまいます。豪華な花とは少し違い、静かな美しさを持っているところが水仙の魅力なのかもしれません。そんな水仙は、生花として楽しむだけでなく、絵の題材としても人気があります。
花の絵を部屋に飾りたいと考えたとき、「せっかくなら風水的な意味も知っておきたい」と思う方もいるのではないでしょうか。
私も車椅子で生活しているため、部屋の中で過ごす時間が長くなることがあります。そのため、壁に飾る絵や部屋から見えるものによって、意外と気分が変わるものだと感じています。
殺風景だった壁に花の絵が一枚あるだけでも、部屋全体が少し柔らかな印象になります。水仙のような清潔感のある花なら、落ち着いた空間にも合わせやすいでしょう。
そこで今回は、水仙の絵には風水的にどのような意味があると考えられているのか、そして飾るならどのような場所が向いているのかについて、私なりにわかりやすく紹介していきます。
風水は絶対的な効果を保証するものではありません。そのため、「ここに飾れば必ず幸運が訪れる」という話ではなく、暮らしを心地よくするための一つの考え方として読んでいただければと思います。
水仙の風水的な意味とは?

水仙は、寒い時期を乗り越えて美しい花を咲かせる植物です。その姿から、風水では新しい始まりや希望、成長などを連想させる花として捉えることができます。
特に私が水仙に感じるのは「静かな強さ」です。冬は植物にとって厳しい季節ですが、水仙はそんな時期にも凛とした花を見せてくれます。その姿を見ていると、「環境が厳しくても、少しずつ前へ進んでいけばいい」と言われているような気持ちになります。
また、水仙には白い花を咲かせる種類が多くあります。風水において白は、清潔感や浄化、気持ちの切り替えなどをイメージさせる色として扱われることがあります。そのため、白い水仙が描かれた絵は、部屋をすっきりとした印象にしたい場合にも取り入れやすいでしょう。
一方、黄色の水仙もあります。黄色は明るさや楽しさを感じさせる色です。風水では金運を連想する色として紹介されることもありますが、黄色なら何でも金運が上がると単純に考えるより、部屋を明るい雰囲気にしてくれる色として取り入れる方が自然だと私は思います。
さらに、水仙のすらりと伸びる姿からは、向上や成長といったイメージも感じられます。仕事や勉強、新しい趣味など、「これから何かを始めたい」という時期に水仙の絵を眺めれば、前向きな気持ちを思い出すきっかけになるかもしれません。
そして、水仙の絵には上品さがあります。花が大きく描かれた作品でも、それほど圧迫感が出にくく、和室にも洋室にも合わせやすいところが魅力です。風水を難しく考えすぎず、「見たときに気持ちが明るくなる」「落ち着いた気分になれる」という感覚も大切にしたいところです。
水仙の絵の飾る場所とは?
では、水仙の絵はどこに飾るとよいのでしょうか。まずおすすめしたいのが玄関です。玄関は家族だけでなく、訪れた人が最初に目にする場所です。風水でも玄関は、住まいの印象や気の入り口として重要視される場所として知られています。
水仙の絵は清潔感があるため、玄関との相性がよいと考えられます。白い水仙を中心とした明るい絵なら、玄関を爽やかな印象に見せてくれるでしょう。
ただし、絵だけに頼るのではなく、玄関そのものを整理しておくことも大切です。靴や荷物が散らかった状態で絵だけを飾るより、不要なものを片付け、その仕上げとして水仙の絵を飾る方が気持ちのよい空間になります。
次におすすめなのがリビングです。リビングは家族が集まったり、一日の中で長い時間を過ごしたりする場所です。そのため、見ていて疲れない絵が向いています。水仙は華やかすぎないため、リビングにも比較的なじみやすい花だと思います。
特にナチュラルな家具や木目調のインテリアが多い部屋なら、水仙の白や黄色がほどよいアクセントになるでしょう。仕事部屋や勉強するスペースに飾るのも一つの方法です。
水仙のまっすぐ伸びる姿を「成長」や「前進」の象徴として考えるなら、目標に向かって頑張る場所にも合わせやすいでしょう。仕事中に少し疲れて顔を上げたとき、壁に花の絵が見えるだけでも気分転換になります。
寝室に飾る場合は、色使いが穏やかな作品を選ぶことをおすすめします。鮮やかな黄色が大きく描かれた作品より、白い水仙や淡い背景の作品など、見ていて落ち着けるものの方が寝室にはなじみやすいでしょう。
私なら寝室では「運気を上げるため」ということよりも、「寝る前に見て心が落ち着くか」を優先して選びます。
水仙の解説
水仙の絵を風水として取り入れるときに忘れたくないのが、自分自身がその絵を気に入っているかどうかです。風水で良いと紹介されているからといって、好きではない絵を無理に飾る必要はないと思います。
毎日見るものだからこそ、「きれいだな」「この絵を見ると落ち着くな」と感じられることが大切です。また、同じ水仙でも絵によって印象は大きく変わります。白い水仙が一輪だけ描かれている作品なら、静けさや清潔感を感じやすいでしょう。
黄色い水仙がたくさん咲いている絵なら、明るく元気な印象になります。水仙と青空が描かれていれば開放的な雰囲気になりますし、和風の背景に描かれた水仙なら落ち着いた空間を演出できます。
この違いを利用して、部屋ごとに絵を選んでみるのも面白いでしょう。玄関には明るく爽やかな水仙、リビングには温かみのある水仙、寝室には淡く優しい水仙というように、場所の目的に合わせる方法です。
そして、絵を飾る高さにも気を配りたいところです。高すぎたり低すぎたりすると、せっかくの絵が見にくくなります。普段その場所を利用するときの目線を意識して、自然に視界に入る高さに飾ると楽しみやすくなります。
私の場合は車椅子から見ることが多いため、一般的におすすめされている高さが必ずしも見やすいとは限りません。これは車椅子ユーザーに限ったことではなく、小さなお子さんがいる家庭や、椅子に座って過ごす時間が長い人にも言えることだと思います。
「一般的にはこの高さ」と決めつけるより、その家で暮らす人が一番気持ちよく眺められる位置を探す方が大切です。もう一つ気をつけたいのが、絵の周辺です。
水仙の美しい絵を飾っても、その周囲に不要なものがたくさん置かれていると、せっかくの爽やかな雰囲気が弱くなってしまいます。絵を飾ることをきっかけに、周辺を少し整理してみるのもおすすめです。
風水というと方角や色ばかりに注目しがちですが、私は「自分が快適に暮らせる空間をつくること」が基本にあるのではないかと思っています。部屋を片付け、好きな絵を飾り、それを眺めて気持ちよく過ごす。
そう考えると、風水はそれほど難しいものではなく、暮らしを楽しむヒントとして取り入れられるのではないでしょうか。
最後に
水仙の絵は、凛とした美しさと清潔感を感じさせるため、玄関やリビング、仕事部屋、寝室など、さまざまな場所に取り入れやすい絵だと思います。風水的な考え方では、新しい始まりや希望、成長、気持ちの切り替えなどをイメージする花として楽しむことができます。
白い水仙なら爽やかで落ち着いた印象に、黄色い水仙なら明るく温かな印象になるでしょう。ただ、風水を意識するあまり「絶対にこの方角でなければならない」と神経質になる必要はないと私は思います。
大切なのは、その絵を見たときに自分がどう感じるかです。私自身、部屋の中で過ごしていると、ほんの少し景色が変わるだけでも気分が変化することがあります。お気に入りの絵が視界に入る場所にあると、それだけで部屋に自分らしさが生まれます。
水仙は寒い季節にも美しい花を咲かせます。その姿を描いた絵を眺めながら、「今日も少し前へ進んでみよう」と思えるなら、それは十分に素敵な意味を持つ一枚ではないでしょうか。
風水は未来を保証してくれるものではありませんが、毎日の暮らしを少し心地よくするきっかけにはできます。
水仙の絵を飾ろうと考えている方は、風水的な意味だけにとらわれず、色や雰囲気、飾る場所との相性、そして何より自分が見て心地よいと思えるかを大切に選んでみてください。
お気に入りの水仙の絵が一枚あることで、いつもの部屋が少し明るく、前向きな気持ちになれる空間へ変わっていくかもしれません。
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