最近、友人の家に遊びに行ったとき、玄関に飾ってあった一枚の犬の絵に、妙に心が惹かれました。やさしい目をした柴犬が草原を歩いているその絵は、どこか安心感があって、そこに立っているだけで心がふわっと軽くなるような感じがしたんです。
私自身、犬を飼ったこともなく、動物に特別詳しいわけでもないのですが、あのとき感じた安らぎが忘れられず、「犬の絵って、風水的にも意味があるのかな?」と思い、いろいろ調べてみることにしました。
調べていくうちに、犬という動物が持つシンボルとしての意味や、それをインテリアに取り入れることで得られるエネルギー、そしてどこに飾ると良いかなど、興味深いことが次々と見えてきました。
今回はそんな「犬の絵」の風水的な力について、私なりに感じたことを交えてお話してみようと思います。もし、あなたの家にも飾る場所があるなら、きっと参考になるかもしれません。
犬の風水的な意味とは?
風水の世界で犬は、「忠誠」「守護」「安心」「家族運」などを象徴する存在とされています。十二支の戌(いぬ)でもあるように、犬は昔から私たち日本人の暮らしに深く関わってきました。
特に犬は“家を守る動物”とされており、不運や邪気が入ってくるのを察知し、飼い主やその家族を守る「忠実なる番犬」のような存在だと考えられているんです。
風水において犬のエネルギーが特に発揮されるのは、「人間関係」と「家庭運」だそうです。家庭内の不和をやわらげたり、信頼できる人との縁を結んでくれる役目を果たすといわれています。
また、外部からの悪意や悪運を察知してブロックするような“防御力”もあるとされ、「守り神」としての意味合いも強いです。
特に玄関やリビングなど、人の出入りが多くて気の流れが激しい場所に犬の絵を飾ることで、空間が穏やかに整うと風水の専門書にも書かれていました。
私の友人の家の玄関があんなに居心地よく感じられたのは、まさにこの「犬の守護力」が働いていたのかもしれません。
犬の絵の飾る場所とは?
犬の絵を飾る場所として、まずおすすめしたいのが「玄関」です。風水では玄関が運気の出入り口とされ、そこに犬の絵を置くことで、外からの悪い気をシャットアウトし、家全体の運気を安定させてくれるといわれています。
特に、絵の中の犬が家の中に向かっている構図なら「守るエネルギー」が高まるそうです。
次に良いのが「リビングルーム」。家族が集う場所であるリビングに犬の絵を飾ると、家族の結束力が強まり、ケンカや誤解を防ぐ効果があるといわれています。
私自身、車椅子生活で家にいる時間が長い分、リビングの空気感にはとても敏感です。そうした空間に犬の絵があると、安心感が増して心がゆるむんです。
また、「南西の方角」に犬の絵を飾るのも吉だとされています。南西は風水では「母」や「家族愛」を司る場所であり、そこに忠誠の象徴である犬を飾ることで、家庭の安定や温かさが増すといわれています。
ただし、寝室やトイレにはあまりおすすめされていません。犬のエネルギーはわりと活動的で「動」の気を持つため、静かに休むべき空間には向かないことが多いのだそうです。
犬の解説
犬という動物は、本当に不思議な力を持っている気がします。人間とこんなに心を通わせられる動物って、他にあまりいないのではないでしょうか。特に私のように、体が自由に動かせない立場になると、言葉を使わずともそばにいてくれる存在のありがたさが身にしみます。
犬は古代から狩猟や家畜の番として人間と共に生きてきた歴史があり、その中で「信頼」や「忠誠」といった感情が培われてきました。単なるペットというよりは、まさに「家族」として共に時間を過ごす存在です。
絵に描かれる犬も、写実的なものから抽象的なものまでさまざまありますが、不思議とどれも「ぬくもり」や「誠実さ」を感じさせてくれます。絵の中の犬がこちらをじっと見ているだけで、まるで心を読まれているような、そんな感覚になることさえあります。
そう考えると、犬の絵を家に飾るということは、単に空間を彩るだけではなく、その場に“見えない守護者”を招くような行為なのかもしれません。
最後に
今回いろいろ調べてみて、「犬の絵」って単なる飾りじゃないんだな、と思いました。風水の観点から見ても、そして私自身が感じた空気の変化からも、犬の絵にはたしかに「家を守る力」があるような気がしています。
私のように外に出るのが難しく、家にいる時間が長い人にとって、自分の空間をどう整えるかはとても大切なテーマです。そんな中で、犬の絵のように気持ちを穏やかにしてくれて、しかも運気まで上げてくれる存在があるというのは、なんとも心強い話ではないでしょうか。
もし「何か守ってくれるような存在が欲しい」「家庭の空気を良くしたい」と思っている方がいたら、ぜひ犬の絵を取り入れてみてください。きっとその瞳が、あなたとあなたの大切な人を静かに見守ってくれるはずです。
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