画家ラヴィ・ヴァルマ!生い立ちや絵の特徴を書いてみた。

う行

 
 
画家ラヴィ・ヴァルマー。今回は、生い立ちや絵の特徴をまとめてみました。それではいってみましょう。

 

 

ラヴィ・ヴァルマの生い立ちとは?

 
今回はインドの有名な画家、ラヴィ・ヴァルマ(Raja Ravi Varma)について書いてみようと思います。実は先日、たまたまネットで彼の絵を見つけて、その美しさに心を打たれてしまいました。

まるで西洋の古典絵画のような質感なのに、そこに描かれているのはインドの神話の世界やインド人の姿。調べていくうちに、この画家の人生や功績にとても興味が湧いてきたので、素人なりにまとめてみます。
 
 
ラヴィ・ヴァルマは1848年にインド南部のケーララ州、当時のトラヴァンコール王国で生まれました。貴族階級の家柄だったそうで、比較的恵まれた環境で育ったようです。

でもその中でも、幼い頃から絵を描くことに夢中だったらしく、壁や床に絵を描いて家族を困らせていたなんていうエピソードもあります。周囲の理解もあってか、早くから本格的に絵を学ぶ機会に恵まれ、西洋画の技術も取り入れながら、自分のスタイルを作り上げていったそうです。

 

ラヴィ・ヴァルマの絵とは?

 
ラヴィ・ヴァルマの作品には、インドの神話に登場する神々や英雄たちが数多く登場します。代表的なのは、マハーバーラタやラーマーヤナといった古代叙事詩の場面を描いた作品です。

たとえば、「ダマヤンティと白鳥」や「シャクンタラーとドゥシャンタ王」など、インドの神話や文学に詳しくない私でも、なんだか物語の中に引き込まれてしまうような不思議な魅力がありました。
 
 
ただの神話画というわけではなく、ラヴィ・ヴァルマの絵には西洋画法の影響がしっかりと表れています。光と影の使い方、人体のリアルな描写、布の質感の表現など、見れば見るほどディテールに驚かされます。これが19世紀のインドで描かれていたなんて、ちょっと信じられないくらい。
 
 
そして特に印象的なのが、女性の描き方です。どの女性もとても優雅で、しなやかで、でも芯のあるような表情をしています。神話の登場人物としてだけでなく、ひとりの人間として、その内面まで表現しようとしていたように感じました。

 

ラヴィ・ヴァルマの絵の特徴とは?

 
ラヴィ・ヴァルマの絵の最大の特徴は、インド的な主題を、西洋的な技法で描いたというところにあると思います。彼は油絵という技法をインドに根付かせた先駆者の一人で、西洋美術の写実的な技術と、インドの伝統文化を融合させたことで知られています。


 
 
また、彼はただ絵を描くだけでなく、自分の作品をより多くの人に届ける方法にも取り組んでいました。たとえば、彼は自分の絵を石版画(リトグラフ)にして大量印刷するという手法を取り入れ、それによって庶民にも手が届くアートとして広まったのです。

当時は神様の姿を拝むために寺院に行かなければならなかったのに、ヴァルマの絵のおかげで、家庭でも神々の姿を目にできるようになったと言われています。これは芸術だけでなく、宗教文化の在り方にも大きな影響を与えたのではないでしょうか。

 

最後に

 

正直なところ、私は美術に関して専門的な知識はほとんどありません。でも、ラヴィ・ヴァルマの絵を見て、もっとインドの文化や神話について知りたくなったし、「美しいってこういうことなんだな」と感じさせてくれる力がありました。

芸術って、国や言語が違っても、心に直接響くものがあるんだなあと改めて実感しています。
 
 
今でもインドのカレンダーやポスターで、ヴァルマ風の神様の絵がたくさん見られるのは、彼の影響がいかに長く続いているかの証だと思います。彼の絵は単なる絵画以上に、人々の心に残る「文化のかたち」なのかもしれません。
 
 
というわけで、今回はインドの画家ラヴィ・ヴァルマについて、素人なりに感じたことをつらつらと書いてみました。少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。気になった方はぜひ、彼の絵をネットで検索してみてくださいね。

 
 

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