日々の暮らしの中で、部屋に飾る絵をひとつ変えるだけで気分も空気も少しずつ違って見えてくるものです。最近になって私も車椅子の生活になってから部屋で過ごす時間が増え、そのぶん壁に掛ける絵を選ぶ楽しさに気づきました。
特に魚の絵は不思議と心が落ち着き、眺めていると海の静かなゆらぎまで伝わってくるような気がします。その中でもニシンの絵は地味に思われがちですが、風水では意外と強い意味を持ち、暮らしに良い流れを呼ぶ力があると聞いて興味を持つようになりました。
今回はそのニシンの絵が持つ風水的な意味や、どこに飾れば運気が上がるのかを、私なりにわかりやすくまとめていきたいと思います。
ニシンの風水的な意味とは?

ニシンと聞くと素朴で庶民的なイメージを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、風水では意外なほど吉兆の象徴として扱われます。まず、ニシンは大量に群れを成して泳ぐことから「繁栄」や「豊かさ」を表すとされ、家族運や金運を高める縁起物とされています。
さらに海の中でも比較的生命力の強い魚として知られ、困難を乗り越えて新しい道を切り開く前向きなエネルギーも象徴すると言われています。私自身、日常の小さなことでも前向きに進みたいと思う場面があるので、こうした象徴性はどこか励まされるような気がします。
また、風水では魚が持つ水の気が仕事運にも良い影響を与え、停滞していた流れを柔らかく動かしてくれると考えられています。
ニシンのように群れで進む魚は、人間関係の調和やコミュニケーションの円滑さにも効果をもたらすとされ、家族の雰囲気を良くしたい時にも選ばれることが多いようです。
ニシンの飾る場所とは?
ニシンの絵は飾る場所によって意味が変わるため、どこに掛けるかを考えるだけでもちょっとした風水の楽しさが広がります。まず金運を意識するなら、西または北西の方角に飾るのが良いとされています。
これらの方位は金の気と相性が良く、魚の持つ水の気をうまく循環させて財の流れを整えてくれるとされています。次に家庭運を高めたい場合は、リビングの東側が適しています。
東は新しい始まりの気が宿る方角で、家族の成長や関係性の円滑さに働くと考えられています。また、仕事運を良くしたい時には、デスクのそばや作業スペースの入り口付近に掛けると、流れが滞らずスムーズな気を呼び込むと言われています。
私も作業机の横に魚の絵を掛けていますが、視界の片隅に海の広がりを感じるだけで、気分が重くなったときでもふっと気持ちが軽くなるような瞬間があります。
寝室に飾る場合は落ち着いた色味のニシンの絵を選ぶと、精神の安定や深い休息につながるとされ、ゆっくり過ごしたい空間にも意外と向いています。
ニシンの解説
ニシンの絵を選ぶときには、群れの形や色合いにも注目すると風水的な効果をさらに取り入れやすくなります。例えば、複数のニシンが同じ方向に進んでいる絵は、家族や仕事仲間との足並みが揃い、物事がまとまりやすくなる象徴になります。
また、明るい青や柔らかなグレーを基調とした絵は水の気を穏やかにし、心の静けさや落ち着きをもたらします。一方でコントラストの強い色使いはエネルギーを高め、行動力を後押ししてくれるとも言われています。
こうした要素を意識しながら選ぶと、ただ飾るだけではなく、自分にとって必要な気の流れを取り込みやすくなるのです。また、額縁との相性も意外と大事で、木製のフレームは安定を、金色のフレームは金運の強化を象徴するとされています。
絵そのものだけでなく周囲の色や質感も含めて整えることで、空間全体の雰囲気がより調和していきます。
最後に
ニシンの絵は派手さこそありませんが、風水の視点から見れば驚くほど多くの意味を持ち、暮らしに優しい変化をもたらす力があります。私自身も部屋に絵を掛けることで気分がやわらぎ、何気ない日常にも小さな楽しみが増えました。
もし部屋の雰囲気を変えたい、運気の流れを整えたいと感じているなら、ニシンの絵は意外と頼れる存在になるかもしれません。大きな模様替えをしなくても、壁に一枚の絵を掛けるだけで、気持ちも空気も少しずつ変わっていきます。
あなたの暮らしにも、静かに寄り添いながら良い流れを運んでくれる一枚が見つかることを願っています。
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