最近、インテリアとして動物の絵を飾る人が増えてきました。私もその一人で、車椅子生活の中でも部屋づくりにはこだわっていて、飾る絵にはいつも「意味」を込めています。
そんなある日、ふと出会ったのが「バク」の絵でした。日本では夢を食べる存在として知られるバクですが、風水的にも意外と深い意味を持っているのをご存じでしょうか?
この記事では、バクの絵の風水的な意味、効果的な飾り方、そしてバクという動物そのものについて、素人目線でじっくりとご紹介します。
バクの風水的な意味とは?
風水では、動物の絵にはそれぞれ特有の「気」があるとされていて、飾ることで空間のエネルギーを整える効果があるといわれています。中でもバクの絵は、特に「悪い気を吸収する」力があるとされ、「厄除け」や「心の安定」に役立つと信じられています。
バクは、夢を食べるという日本の伝承から「悪夢除け」の象徴として親しまれてきましたが、それだけではありません。風水では、バクは「陰の気」を和らげて「陽の気」を呼び込む存在とされ、心が不安定なときや、環境がピリピリしているときにこそ力を発揮すると言われています。
特に人間関係や家庭運に悩んでいる方、仕事でストレスが溜まりがちな方には、バクの絵を飾ることで空間の雰囲気を柔らかくし、心の安定を促してくれるかもしれません。
バクの絵の飾る場所とは?
では、バクの絵はどこに飾るのが良いのでしょうか?風水の観点から見ると、以下のような場所が特におすすめです。
まず最適なのが「寝室」です。バクは悪夢を食べるという伝承があるため、寝室に飾ることで、ぐっすりと安眠できる空間を作ってくれます。私もバクのイラストをベッドの横の壁に飾ってから、なぜか眠りが深くなったような気がして、朝の目覚めも以前よりすっきりしています。
次におすすめなのが「書斎」や「仕事部屋」です。頭の中がごちゃごちゃしがちな場所にバクの絵を置くことで、気持ちを落ち着け、集中力を保つサポートになると言われています。
逆にあまりおすすめできないのが「玄関」や「トイレ」です。バクは陰の気を吸収する存在なので、外部からの運気を引き込む玄関に置くと、運気を遮ってしまう場合があります。また、トイレのような水回りに飾ると、バクの力が弱まってしまうとも言われています。
できれば、落ち着ける空間に自然に溶け込むような配置を意識してみてください。
バクの解説
ここで、バクという動物そのものについても触れておきましょう。バクは現実の動物としては、東南アジアに生息する「マレーバク」が知られています。白と黒のツートーンの体毛が特徴的で、ちょっとユーモラスな姿が印象的です。
実際に動物園などで見かけると、のんびりした性格が見て取れて、なんとも癒やされる存在です。
一方で、日本や中国の伝説の中で語られる「夢を食べるバク」は、現実のマレーバクとは少し異なる想像上の生き物です。象の鼻、虎の足、牛の尾など、いくつかの動物のパーツが組み合わされた姿をしていて、「あらゆる悪い夢を吸収してくれる神獣」として語られてきました。
このように、現実と伝説が絶妙に混ざり合っているのがバクの面白いところで、絵にするとその幻想的な雰囲気がとても魅力的に映ります。幻想画や水墨画、デジタルアートなど、表現の幅が広いのもバクの人気の理由のひとつかもしれません。
最後に
私自身、バクの絵に出会うまでは、インテリアにそんな深い意味を求めていませんでした。でも今では、部屋に飾ってある一枚のバクの絵が、日々の心の安定に大きく貢献していると感じています。
風水は決して「迷信」だけのものではなく、気の流れや環境の整え方を考える上でのひとつの知恵です。そして、バクの絵はその中でも特に「心の浄化」と「悪夢の払い」に力を持つアイテムとして、初心者にも取り入れやすい存在です。
もし、最近なんだか寝つきが悪いとか、気分が落ち込みがちという方がいたら、ぜひ一度、バクの絵を部屋に迎えてみてください。きっと、あなたの暮らしの中に、やさしい変化をもたらしてくれるはずです。
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