ダンゴムシと聞くと、多くの人は子どもの頃に触った記憶や、庭先や石の下で丸くなっている姿を思い浮かべるかもしれません。正直に言うと、私も以前はダンゴムシを「可愛い」とか「縁起がいい」と感じたことはありませんでした。
どちらかといえば、脇役の存在で、目立たない生き物という印象だったのです。ところが、ある日、素朴なタッチで描かれたダンゴムシの絵を目にしたとき、その印象が大きく変わりました。
小さな体で静かに生き、外敵から身を守るために丸くなる姿は、どこか健気で、今の自分と重なる部分があるように感じたのです。車椅子ユーザーとして生活する私にとって、目立たずとも自分なりのペースで環境に適応しながら生きる姿勢は、とても親しみのあるものに思えました。
実はダンゴムシは、風水の世界でも独自の意味を持つ存在とされています。派手さはないものの、日々の暮らしを足元から整える力を象徴する生き物です。
この記事では、ダンゴムシの絵が持つ風水的な意味と、どこに飾るとその力を活かせるのかについて、私自身の視点を交えながらわかりやすくお伝えしていきます。
ダンゴムシの風水的な意味とは?

風水においてダンゴムシは、守り、安定、そして環境への順応を象徴する存在とされています。ダンゴムシは危険を感じると丸くなり、柔らかい内側を硬い殻で守ります。この性質は、外部からの悪い気を跳ね返し、自分自身や家庭を守る力の象徴と考えられてきました。
また、ダンゴムシは湿った土や落ち葉の下など、目立たない場所で黙々と生きています。この姿は、地に足のついた生活や、派手さよりも堅実さを大切にする生き方を表します。
そのため、ダンゴムシの絵は、生活基盤を安定させたい人や、コツコツと努力を積み重ねたい人にとって、心強いお守りのような存在になります。さらに注目したいのが、ダンゴムシが分解者として自然の循環を支えている点です。
枯れ葉や有機物を分解し、土へと還す役割は、不要なものを手放し、新しい流れを生む象徴でもあります。風水的には、停滞した運気をゆっくりと浄化し、再生へ導く力を持つと解釈されます。
急激な変化ではなく、穏やかで持続的な運気改善を望む人に適したモチーフだと言えるでしょう。
ダンゴムシの飾る場所とは?
ダンゴムシの絵を飾る場所として最もおすすめなのは、玄関の内側や廊下です。玄関は外から気が入ってくる重要な場所ですが、ダンゴムシの持つ守りの意味を取り入れることで、不要な気を和らげ、穏やかな気だけを室内に招き入れる助けになります。
派手な絵よりも、落ち着いた色合いのダンゴムシの絵の方が、空間になじみやすく効果的です。次におすすめなのが、寝室です。特に不安を感じやすい人や、気持ちが落ち着かず眠りが浅いと感じている場合、ダンゴムシの絵は心を守る象徴として働いてくれます。
ベッドから直接目に入らない位置に、さりげなく飾ることで、安心感を高めてくれるでしょう。また、仕事部屋や書斎に飾るのも良い選択です。ダンゴムシの堅実さや継続力は、集中力を高め、地道な作業を支えるエネルギーを与えてくれます。
成果がすぐに出ない仕事や、長期的な目標に向き合っている人にとって、心の支えになる存在です。一方で、リビングの中央や来客の多い場所に大きく飾る必要はありません。ダンゴムシの絵は主張しすぎない場所でこそ、その力を発揮します。
ダンゴムシの解説
ダンゴムシの絵を選ぶ際は、写実的でリアルすぎるものよりも、ややデフォルメされた温かみのある作品がおすすめです。色合いも、茶色やグレーだけでなく、背景に緑や土色が使われていると、より風水的な安定感が高まります。
私自身、ダンゴムシの絵を部屋に取り入れてから、劇的に何かが変わったというより、気持ちが静かに整っていく感覚を覚えました。外からの刺激に振り回されにくくなり、自分のペースを大切にできるようになったのです。
これは、ダンゴムシが象徴する「無理をせず、環境に合わせて生きる力」が、自然と心に染み込んできた結果だと感じています。風水は魔法ではありませんが、日々目にするものが心に与える影響は決して小さくありません。
ダンゴムシの絵は、派手な開運を求める人よりも、静かに暮らしを整えたい人に寄り添う存在です。
最後に
ダンゴムシの絵は、一見すると意外性のあるモチーフかもしれません。しかし、その小さな体に込められた意味を知ると、これほど現実的で優しい存在はないと私は感じます。守り、安定、再生という力は、今の時代を生きる私たちにとって、とても大切な要素です。
車椅子ユーザーとして日々生活する中で、私は強く見せることよりも、折れないことの方が大事だと学びました。ダンゴムシの絵は、その価値観を静かに肯定してくれます。
もし、派手な開運アイテムに疲れてしまったなら、ぜひ一度、ダンゴムシの絵を部屋に迎えてみてください。きっと、足元から暮らしを支えてくれる存在になるはずです。
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